IONQはオワコン化する?

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2023年末量子コンピューター業界に激震が走った

2023年は大きく株価を伸ばしたIONQですが、最近はやや調整気味となっていますね。

ところで、2023年の年末にとんでもない発表があったことを皆さんは御存知でしょうか?

ハーバード大学、QuEra、MIT、NIST/メリーランド大学が、48個の論理量子ビットを用いて誤り訂正量子アルゴリズムを実現し、量子コンピューティングの新時代を先導
QuEra Computing Inc.のプレスリリース(2023年12月7日 07時10分)ハーバード大学、QuEra、MIT、NIST/メリーランド大学が、48個の論理量子ビットを用いて誤り訂正量子アルゴリズムを実現し、量子コンピューテ...

なんとハーバード大学とMITのチームが設立した量子コンピューター開発のベンチャー企業QuEra(キュエラ)社が48個の論理量子ビットを用いて誤り訂正を備えた量子コンピューターを開発してしまったのです・・・。

私は全くそんなこと知らなかったのですが・・・。この成果は世界最高の科学雑誌「Nature」にも掲載されており、間違いなくブレークスルーとなるでしょう。

Logical quantum processor based on reconfigurable atom arrays - Nature
A programmable quantum processor based on encoded logical qubits operating with up to 280 physical qubits is described, ...

しかも、QuEra社は2026年までに10000量子ビットの誤り訂正実装量子コンピューターを開発するというロードマップを発表しています。ドン引きですよねぇ・・・。

もう無理なのではないでしょうか?と個人的には思っています。他社は追い付けないのでは?と。

皆さんはどう思いますか?

参考までにQuEra社のホームページリンクを貼っておきますね。ちなみにQuEra社の量子コンピューターもIONQ同様にAWSから利用できるようになっています。ビジネスとしても急激に成長するかもしれませんねぇ。

Quantum Computing with Neutral Atoms | QuEra
QuEra Computing is the leading provider of quantum computers based on neutral-atoms. Our mission is to build the most sc...

IONQはどうなっていくのだろうか?

IONQのイオントラップ方式とQuEra社の中性原子方式では量子コンピューティングの実現方法が違う訳ですが、どちらも小型である点がひとつの売りであることは共通しています。

ただQuEra社のロードマップの通りに2026年に10000量子ビットが実現し、誤り訂正が実装されているのであればIONQを含む他社の追随は難しいのではないだろうか?というのが個人的な感想です。

私は当面IONQへの投資は見送ることにし資金を引き揚げました。みなさんはどうお考えですか?

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