Gorilla Technology Group(GRRR)が熱い

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Gorilla Technology Groupはどんな企業?

Gorilla Technology Group(以下ゴリラ社)は台湾のセキュリティ関連企業です。人工知能(AI)を活用したエッジビデオアナリシス、IoT、セキュリティプロバイダとして製品だけでなくソリューションを提供しています。

現在は本社をイギリスに移してMENA(中東・北アフリカ)地域を中心にグローバルにビジネスを展開しています。M&Aも積極的にこなし、最近ではエジプトのスマートシティプロジェクトを2億7000万ドルで受注するなど徐々に業績を拡大しています。

また東南アジア地域への足掛かりとしてタイのインターネット企業を買収する交渉をまとめたとのことです。

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2022年にNASDAQにSPAC上場した後は株価は30ドル台をつけていたのですが、その後上場直後の決算で赤字、さらには大規模な増資を行ったこともあり株価は暴落。最近では0.5ドル付近で横ばいの状態が続いていました。

ちなみにこのゴリラ社の筆頭株主は日本のIT企業であるアステリア社(3853)とのことです。アステリア社もインターネット関連企業でありゴリラ社とのシナジーや成長性への投資として株を保有しているようですね。

突然の株価急騰はなぜ?

2024年2月5日にゴリラ社は2023年第3四半期決算を発表しました。この時の株価が0.5ドルまで暴落していたのですが、決算発表後に1.3ドルまで上昇。一気に株価が2倍になりました。出来高も1億株を超えるほどの注目ぶりでした。

この急騰の理由としては売上高の急増が挙げられます。2023年の第3四半期までの累計売上が3億ドルに達し、前年同期比で441%の増加という驚異的なものになりました。粗利率が75%ということでこれは同社に大きなキャッシュフローをもたらすことが予想されます。

また売上パイプラインは10億ドルを超えるということで今後のさらなる拡大が予想されます。

Gorilla Technology Groupの将来性は?

エッジAIやビデオアナリティクスはどちらもこれからの需要が期待できます。Fortune Business Insightの調査によればビデオアナリティクスの市場規模は2030年までには375億5000万ドルに成長すると試算されています。

またFortune Business Insightの分析ではエッジAIの市場規模は2029年までに1074憶7000万ドルとなり年率31.7%の高い成長率を予測しています。

ゴリラ社はNASDAQ上場と同時にビジネスモデルを大きく転換し、高付加価値サービスへの移行を果たしました。その過程で一時的に売上の伸びが低下し増資も行ったため市場では叩き売られていたようですが、これからこの急成長する業界で既に世界中で政府や民間企業と巨額の契約を締結し、M&Aを次々に成功させている同社の将来性はかなり高いのではないか?と個人的なは期待しています。

もちろん今後も決算をチェックして事業の成長を確認していきたいと思います。皆さんはどう思いますか?

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