クソ株として有名な3Dマトリックス（7777)
クソ株として有名な3Dマトリックスを御存知でしょうか？これまで上場以来ずっと赤字。「来年こそは黒字！来年こそは黒字！」と社長はうそぶくのですが、蓋を開けてみると大赤字。
もちろん資金が足りないのでその都度ワラントを発行して資金調達。株価はひたすら右肩下がり。
2024年1月末時点での株価は107円。上場来最高値は6000円だったので、いかに下がり続けたか分かりますよね。
そんな糞株の3Dマトリックスなんですが、私は軽い気持ちで手を出してしまいました・・・。以下に最悪のケースとして晒します。
3Dマトリックスなんですが、クソ株にも関わらず扱っている商品は結構いいもの持ってます。ただ経営が糞素人過ぎて永遠に赤字という状態です。
扱っている商品は医療機器に当たるもので、止血剤の一種になります。「自己組織化ペプチド」と言ってまあ簡単に言えば特殊なタンパク質みたいなもんです。もともと体内にある成分を人工的に合成したものなので無害でいくらでも作れるということです。体内では自然に分解されます。
この自己組織化ペプチドが止血剤として内視鏡や手術で使えるということで上場以来10年以上経った今になってやっと売り上げが伸びてきた（繰り返しますがそれでも大赤字です）という段階ですね。
さらには自己組織化ペプチドは止血以外にもドラッグデリバリーで使えたり、炎症性腸疾患にも使えるのではないか？と会社は目論んでいて鼻息を荒くしています。もちろんそれを証明し商品化するためにはこれまた多大な費用が掛かります。そんなお金は無いようですのでいずれワラントをするのでしょう。
2億円振り込め詐欺事件で呆れて損切り
今回の損切り額は私にとっては過去最高額になりました。その額なんと1200万円・・・。それまでの最高額がJIG-SAWの600万円だったので倍の損切り額になります。泣けてきますねぇ・・・。
事の発端は3Dマトリックス社長の黒字化発言にありました。かねてから製品は悪くないと思っていた私は「いよいよ黒字化できるの？じゃあちょっとだけ買ってみるか」と100万円に満たないくらいの3D株を買いました。340円での購入でした。
その後黒字化思惑で株価は急騰。しかし決算では大赤字となり株価は急落していきました。
ここで損切りすればよかったのですが、なんと私はあろうことか難平をしてしまったのです。
「今回は赤字だったけど、社長も次は黒字行けるっていってるし、売り上げも急成長するっていっているししばらくお付き合いするつもりで買い増しするか」等と社長の発言を真に受けてお人好しにも買い増し。しかし大して反発もせず気付けば株価は120円台に・・・。この時点で1800万円を投資していました。投資とは言えないですけどね・・・。頭がどうかしてたのでしょうwww
そこへ待望のIRがやって来ました！忘れもしない2024年1月25日のIRです。
「送金詐欺による資金流出被害のお知らせ」
という題名のIRでした。
「へ？？？なにこれ？？？」っていう感じで内容を見て見るとこれがまた上場企業のIRとは思えないような小学生の作文のような酷い文面のIRでした。興味のある方は3D社のホームページからIR資料を確認してみてください。笑えますよwww
内容は要するに「いつもお世話になっている取引先を名乗る電子メールが届いて、銀行口座を変えたのでいつもとは違う口座に取引金額を振り込んで欲しい」という内容だったため「いつもお世話になっているしここは四の五の言わず「スパッと」振り込んでやるか！」と考えて確認もせずに言われるがまま口座に2回に分けて2億円を振り込んだというものです（本当にIRには「スパッと」振り込みましたと書いてあります。目を疑いますけど。）。
こんなことが上場企業であって良いのでしょうか？？？内部統制はどうなっているのでしょうか？？？大切な株主のお金、それも毎年大赤字でワラントして集めたお金を2億も「スパッと」振り込んでしまう経営とはなんでしょうか？経営と言えるのでしょうか？東証も厳しく対応して欲しいですね。
まあ、そんな感じの幼稚園経営の実態に流石に呆れてしまい、「こりゃ駄目だな・・・スパッと損切りだ」と考えて即座に損切りを断行。その後も株価は下がり続けています。いずれ2桁になりさらに下がるでしょう。
皆さんも経営者がいい加減な奴だと思ったら絶対に投資は止めましょう。現場からは以上です。
